AIとの付き合い方 挿絵作成の現場から

 挿絵はどうしたの?!からの続きです。

前回は、googleが提供しているAI Geminiの画像生成機能を使ってこのブログの挿絵を作っているという話をしました。その後何枚か作成しているうちに、何となくAIの特性とか、付き合い方が見えてきました(ブリッジのパートナーとの関係を深めていくのに似ていますね)。ポイントを幾つかご紹介します。

まず実際のAIによる作画工程を見ていきましょう。1枚目の画像は「長考」川柳の挿絵として作ったもので、今回はこれを原画用に添付画像としてジェミーに与えました。(AIの正式名称はGoogle Geminiですが、長いのでジェミーの愛称で呼ぶことにします)

2枚目の画像は、ジェミーに以下のプロンプトを与えた結果生成されたものです。

プロンプト:

添付の画像は、ハスキー犬のキング、マヌル猫のクィーン、ボーダーコリーのエースがコントラクトブリッジに興じている2コマ漫画です。この絵をベースに修正をかけていきます。

まず服装を春の季節に合わせ薄手の法被姿にして下さい。法被の色はブルーのままにして下さい。背景の色を淡い桜色にして下さい。

上段の修正から始めます。キングの表情を晴れやかなものにして、口にだすセリフを「パス」として下さい。クィーンの表情を決然としたものにして心の中のセリフを「思い切っていくわ」、口に出すセリフを「フォーハート」として下さい。エースの表情を嬉しそうなものにして、心の中のセリフを「しめた!」口に出すセリフを「ダブル!!」として下さい。

次に下段に移ります。キングの表情を少し考え込んでいるものにして、心の中のセリフを「何か答えなくっちゃ」、口に出すセリフを「フォースペード」として下さい。クィーンの表情をほっと安堵したものにして、心の中のセリフを「助かった!」、口に出すセリフを「パス!」として下さい。エースの表情を、驚きかつ困ったというものにして、心の中のセリフを「えっ、どうしたらいいんだ」として下さい。

で、3枚目の画像がさらに2回細かい修正プロンプトをジェミーに与えた結果です。これを完成版として、先日の「ペナルティダブルなのに」川柳の挿絵にしました。(セリフがどもっているところがありますが、ご愛敬ということで)

といった経験を積んで私が実践的に学んだことを以下にご紹介します。

●ジェミーの特徴

・雰囲気や表情を作るのは本当に上手、プロ級。

・でも簡単なことが意外に苦手。例えば手にするカードの枚数、ブリッジ愛好家としては13枚ちゃんと持ってもらいたいのですが、何回言い聞かせてもうまくいきませんのでこれはあきらめました。セリフも明らかにミスがあります。論理的な思考では小学生以下のところがある。

●ジェミーとの付き合い方

・元になる絵を添付画像としてジェミーに与えることが出来れば、プロンプト作業は修正の指示だけですむのでぐっと楽になる。

・修正可能回数は確実なところは、無料版では3回まで、簡単な修正なら5回程度。使い切ると能力回復には24時間かかります。多数回必要な場合は、Googleアカウントを複数個用意して使い回せばよいでしょう。

●著作権の問題

・AIの進歩に法律が追い付いていないのが現状です。現在の概ねの社会的コンセンサスは、プロンプトだけで生成したものは、プロンプト作家(この場合私ポアロ)だけにプロンプト著作権みたいなものが発生するというものです。ジェミーやGoogleが著作権を主張することはありません。元の絵の著作権ががある場合は、少しややこしい問題が発生する可能性があります。

勿論このブログ上の挿絵については著作権フリーとしますので、元の絵としてご自由に使って頂いて構いません。

いかがでしたか?面白そうと思ったら是非チャレンジしてみて下さい。例えば年頃のお孫さんがおられたら、その子を主人公にしたその子だけのオリジナル童話なんてのも素敵ですよね。

(ポアロ)








コメント

  1. 管理人さんの見えない作業が分かって、感激です。
    私は何にも出来ないのでお任せですが、とても良く感じ雰囲気が掴めていると思います。ありがとうございます😊そう感じている声を聴いています。
    これからも挿絵楽しみです。

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  2. 挿し絵を見て、また笑ってしまいました😂
    彼らの大ファンです

    管理人さんの努力、ご苦労が凄く分かりました。
    そして、今後も挿し絵を楽しみにしています。
    どうぞよろしくお願いします😊

    返信削除

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