教えてジェミー コントラクトブリッジとは その12 アイゼンハワー
教えてジェミー コントラクトブリッジとは その12 アイゼンハワー
JCBLのXにアイゼンハワーが熱狂的なブリッジ愛好家だったとの話題が載っていて、もう少し深堀したくなってジェミーに訊きました。
(ポアロ)
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Q:アイゼンハワーがコントラクトブリッジについて語った言葉とエピソードを教えて
ジェミー:
第34代アメリカ大統領であり、第二次世界大戦時の連合国最高司令官でもあったドワイト・D・アイゼンハワー(Dwight D. Eisenhower, 1890–1969)もまた、歴史に名を残す筋金入りのブリッジプレイヤーでした。
元々はポーカーの達人でしたが、若き日に軍の仲間からあまりにお金を勝ちすぎて気まずくなったため、ポーカーを辞めてブリッジに転向したという経歴を持っています。彼のブリッジにまつわる言葉と、軍人・大統領ならではの強烈なエピソードをご紹介します。
アイゼンハワーの言葉
1. 「映画を見に行くくらいなら、ブリッジをしている方が何倍もマシだ」
“I’d rather play bridge than go to the movies.”
彼はエンターテインメントとしてのブリッジを深く愛していました。激務の中での最大の娯楽であり、ホワイトハウスにいる間も、週末の夜は映画上映やパーティーよりも、気心の知れた仲間とのブリッジの時間を最優先に確保していました。
2. 「ブリッジは、人間の『プレッシャー下での判断力』を測る最高のテストだ」
アイゼンハワーはブリッジを単なる遊びではなく、軍人としての資質を見極めるためのツールとして捉えていました。 「カードの配られ方という『与えられた状況』の中で、いかに冷静にリスクを評価し、パートナーと連携して目的を達成するか。それは戦場でのコマンド(指揮)のシミュレーションそのものだ」という趣旨の哲学を持っていました。
軍史に残るブリッジ・エピソード
1. 司令部スタッフの隠された採用基準は「ブリッジの腕前」
第二次世界大戦中、アイゼンハワーが率いる最高司令部のスタッフ(将校)に選ばれるための「不文律の条件(裏の採用基準)」は、ブリッジがまともに打てることでした。 彼は、戦況の大きなストレスを解消するためにブリッジの卓を囲む必要があり、同時に「ブリッジのプレイを見れば、その将校が土壇場でパニックになるか、冷静に状況を分析できるタフさがあるかがわかる」と公言していました。
2. 陸軍最強のプレイヤーを「お抱えパートナー」にする
彼のお気に入りのパートナーは、のちにNATO(北大西洋条約機構)の最高司令官となるアルフレッド・グエンサー将軍(General Alfred Gruenther)でした。グエンサーは「アメリカ陸軍で最もブリッジが上手い男」と称されるほどの達人であり、アイゼンハワーは重要な作戦会議の前後や、時にはD-DAY(ノルマンディー上陸作戦)の直前の張り詰めた状況下でも、彼を呼び出して夜通しブリッジをプレイしていました。
3. 歴史的決断「ノルマンディー上陸」の直前までプレイ
1944年6月、歴史上最大の作戦であるノルマンディー上陸作戦の決行直前、悪天候のために作戦を延期するかどうかの極限の決断を迫られていた際も、アイゼンハワーは南イングランドのテントでグエンサー将軍らとブリッジをしていました。 あまりの緊張感に、普段は温厚なアイゼンハワーがパートナーのミスに対して激怒したという記録も残っています。彼はブリッジの厳格な論理に没頭することで、歴史の重圧からくる狂気から身を守っていたのです。
【ホワイトハウスでの「アイゼンハワー・トランプ」】 大統領になってからも彼のブリッジ愛は衰えず、毎週土曜日の夜にはホワイトハウスで「ブリッジの夕べ」が開催されました。集まったメンバーは「アイゼンハワー・カバル(秘密結社)」と呼ばれ、政財界のトップたちが大統領と卓を囲む栄誉を競い合いました。
彼にとってブリッジは、世界を揺るがす大決断を下すための「最高の精神安定剤」であり、同時に人間の本質を見極めるための「リトマス試験紙」だったのです。
ノルマンディ作戦の直前まで、ブリッジとは‼️
返信削除半端ないブリッジ愛ですね。
しかし、ブリッジにはそれだけの魅力がある事はよ〜く分かります。
ブリッジの要素は政治的な判断にもおおいに、有効なのも分かる気がします。
ブリッジもっとたくさんの人が知ってくれたらなあ。
アイゼンハワーもすごい洞察力ですね。
返信削除土壇場でパニックになる私は、当然アイゼンハワーのおメガネにはかなわないわけで、、、。
場数を踏んで、平静を装う術を身につけるしかないですね(笑)