教えてジェミー コントラクトブリッジとは その13 アガサ・クリスティ
教えてジェミー コントラクトブリッジとは その13 アガサ・クリスティ
そろそろこの辺で真打アガサ・クリスティに登場してもらいましょう。
(ポアロ)
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Q:アガサ・クリスティがコントラクトブリッジについて語った言葉とエピソードを教えて
ジェミー:
「ミステリの女王」と呼ばれるアガサ・クリスティ(Agatha Christie, 1890–1976)もまた、コントラクトブリッジをこよなく愛し、自身の作品に重要な要素として何度も登場させた作家です。
彼女がブリッジについて語った言葉や、作品に絡む有名なエピソードをご紹介します。
アガサ・クリスティの言葉
1. 「ブリッジは、人間の本性と犯罪的傾向を暴き出す」
クリスティ自身が直接語った言葉、および彼女の分身とも言われる作中の名探偵エルキュール・ポアロのセリフに、彼女のブリッジ観が凝縮されています。
「ブリッジをプレイする姿を見れば、その人間のすべてがわかります。どのようにカードをビッドし、どのようにプレイするか……そこには、その人の心理、注意深さ、あるいは大胆さといった『人間の本質』がすべて現れるのです」
彼女にとってブリッジのテーブルは、人間観察の宝庫であり、同時に「誰が嘘をつき、誰が犯罪に手を染めるような性格か」を見極めるための最高のリトマス試験紙でした。
ミステリの女王ならではのエピソード
1. まるごと一冊「ブリッジ」がテーマの傑作『ひらいたトランプ』
クリスティのブリッジ愛が最高潮に達しているのが、1936年に発表された名作小説『ひらいたトランプ(原題:Cards on the Table)』です。
物語は、怪しげな富豪シャイタナ氏が、4人の「未解決の殺人容疑者」と、4人の「探偵(ポアロ、レイス大佐、バトル警視、オリヴァ夫人)」を自宅に招き、2つの部屋に分かれてブリッジのゲームを始めるところからスタートします。ゲームの最中、別室で一人椅子に座っていた主催者のシャイタナ氏が何者かに刺殺されてしまいます。
「スコアカード」が唯一の犯行の証拠: 犯行時刻、4人の容疑者は全員が同じテーブルで熱狂的にブリッジをプレイしていました。つまり、物理的なアリバイは全員にありません。ポアロは、ゲーム中に記録された「ブリッジのスコアカード」だけを頼りに、4人のビッドの傾向やプレイスタイル(誰が大胆で、誰が嘘のブラフをかけ、誰がミスをしたか)を分析し、犯人の心理を割り出していきます。 ブリッジのルールと心理戦をここまで完璧にミステリのトリックに昇華させた作品は他に類を見ず、クリスティ自身もお気に入りの作品として挙げています。
2. ポアロの口を借りた「ブリッジ流の推理」
作中でポアロは、「指紋やタバコの灰といった物理的な証拠よりも、ブリッジのプレイに現れる人間の心理の方がはるかに信用できる」と語ります。 「ある人間は、手札が悪いとすぐにパスをする(臆病)。ある人間は、無理なビッドで自滅する(過剰な自信)。殺人という極限状態において、人間は必ず『普段のブリッジの打ち方』と同じ行動パターンを取る」という推理は、クリスティ自身が日頃からブリッジ仲間を観察して確信していたことでした。
3. 上流階級の「たしなみ」としての日常
クリスティ自身、イギリスの上流階級の出身であり、若い頃から日常的にブリッジのテーブルについていました。当時のイギリス社会において、ブリッジができることは「知的で洗練された社交界の人間」であることの証明でした。彼女の別荘(グリーンウェイ)でも、夜になると友人や家族とブリッジを楽しむのが定番の過ごし方でした。
イアン・フレミングがブリッジを「スパイの冷徹な心理戦」として描いたのに対し、アガサ・クリスティは「人間の隠された犯罪心理や嘘を暴くための、静かなるプロファイリング・ツール」として愛し、語っていたのです。
子どもの頃から、クリスティ好きで読んでました。
返信削除ポアロ、マープル、良いですね。
ブリッジに対する思いがまたまた素晴らしくて、頷くばかり。
また、昨日を読み返してみたら、異なる思いがあるかな?
クリスティは面白いですよね!
返信削除ハンドルネーム決めるときに、ポアロさんに相談したら、パーカーパインは却下されて、ミスマープルになりました‼️