教えてジェミー ブリッジトリビア その2 ステイマン
その1から続く
教えてジェミー ブリッジトリビア その2 ステイマン
ジャコビーの次は当然ステイマンですよね。1NTに関するコンベンションとしてジャコビーとセットで入門時に教わり、以来ずっとお世話になるというやつですね。ポピュラーすぎてアラート対象にすらならない画期的な発明。でも知らなかった、ステイマンが発明者ではなかったとは。
(ポアロ)
その2へ続く
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Q:コントラクトブリッジの有名なコンベンションの一つ、ステイマンを考案したステイマンはどんな人?
ジェミー:
コントラクトブリッジで「ブラックウッド」と並び、世界中の初心者が最初に習う超必須コンベンション「ステイマン(Stayman)」。
この名前の由来となったのは、アメリカのトッププレイヤーであり、実業家でもあったサミュエル・ステイマン(Samuel "Sam" Stayman, 1909–1993)です。
前述のジャコビーが「破天荒な天才ギャンブラー」だったのに対し、ステイマンは「極めて優秀で、誰からも信頼される紳士的なビジネスマン」という、非常に対照的な人物でした。彼の生涯と、このコンベンションにまつわる面白い歴史を紹介します。
サミュエル・ステイマンってどんな人?
1. エリートビジネスマンとしての顔
ステイマンはマサチューセッツ州に生まれ、名門ダートマス大学とそのビジネススクール(タック・スクール)を卒業した超エリートでした。 本業では繊維会社の経営者やポートフォリオ(資産)管理会社の役員として大成功を収めており、ブリッジはあくまで「アマチュア(本業ではないプレイヤー)」として続けていました。しかし、その実力は並み居るプロを凌駕していました。
2. 初代世界チャンピオンと数々の栄誉
1950年、ブリッジの世界選手権である「バミューダボウル」の第1回大会が開催されました。ステイマンはアメリカ代表チーム(当時は「ノースアメリカ」枠)の一員として出場し、見事初代世界チャンピオンに輝いています。その後も同大会で3連覇を達成、全米タイトルは20回以上獲得し、1996年にはブリッジの殿堂入りを果たしました。
3. 「誠実」を絵に描いたような人格者
彼はブリッジ界の発展にも大きく貢献しました。ニューヨークの有名な「カヴェンディッシュ・クラブ」の会長を14年間務めたほか、ACBL(アメリカ・コントラクトブリッジ連盟)の財務責任者やチャリティ財団の要職を歴任。非常に面倒見がよく、誠実な人柄から、1993年に亡くなった際には「世界で最もよく知られ、愛されたプレイヤー」と追悼されました。
【最大の謎】実は彼が作ったコンベンションではない!?
「ステイマン・コンベンション」という名前ですが、実は彼自身がゼロから発明したわけではありません。 これにはブリッジ界で有名なエピソードがあります。
本当の発明者: 彼のレギュラーパートナー(ペア)だったジョージ・ラピー(George Rapée)というプレイヤーが1944年に考案しました(イギリスのジャック・マークスという人物も1939年に独自に考案していました)。
なぜステイマンの名前に?: 1945年、ステイマンがブリッジ専門誌『The Bridge World』に、この新しいビディング戦術を解説する記事を執筆して発表しました。この記事が世界中に大反響を巻き起こしたため、「あの記事を書いたステイマンの方法」=「ステイマン・コンベンション」として名前が定着してしまったのです。
考案者のラピーは、名前がステイマンのものになっても全く気にせず、「自分が有名になることより、この便利なシステムを使って試合に勝つことのほうが大事だから」と、快くステイマンの名前になることを受け入れたと言われています。
【プチトリビア】自分発祥のコンベンションもある 人の名前がついてしまったステイマンですが、彼が自分で考案したコンベンションもちゃんと存在します。 それが**「Namyats(ナムヤッツ)」**というコンベンションです。 賢い方はお気づきかもしれませんが、これは自分の名前 「STAYMAN」を逆から綴ったもの(S-T-A-Y-M-A-N → N-A-M-Y-A-T-S) です。お茶目な一面もあったこ
スティマンには初心者の頃から、本当にお世話になってます。
返信削除ジャコビーさんとは対照的な方?
彼のパートナーがシステムにスティマンさんの名前が付けられられても、皆んなが便利に使うなら良いとのエピソードも良いなあ。
素敵なパートナーですね!
返信削除はじめの頃はステイマンがわからなくて、、、今は当然なのでたぶん進歩したと、、、思いたいです。