教えてジェミー コントラクトブリッジとは その6 有馬稲子
その5から続く
教えてジェミー コントラクトブリッジとは その6 有馬稲子
今回は、女優の有馬稲子さんを採りあげます。有馬稲子が日経新聞の私の履歴書で書いた「高齢者が集うマンション内のサークルで定期的にブリッジを楽しんでいる」という一節が気になってジェミーに訊いてみました。本当にブリッジが好きなんですね。
(ポアロ)
その7へ続く
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Q:有馬稲子がコントラクトブリッジについて語った言葉を教えて
ジェミー:
日本映画の黄金期を支え、今なお現役のレジェンド女優である有馬稲子さんは、芸能界きってのコントラクトブリッジの達人(名人)として非常に有名です。
彼女はブリッジにまつわるエッセイやインタビュー、著書の中で、このゲームの魅力や人生との共通点を数多く語っています。彼女がブリッジについて語った、印象的な言葉や思想をご紹介します。
1. 「ブリッジは私の人生そのもの。あるいは、人生以上のもの」
有馬さんは、50代のときに共通の友人(のちのブリッジのパートナー)に誘われたのをきっかけに本格的にブリッジを始めました。それ以来、国内外の大会に出場し、日本コントラクトブリッジ連盟(JCBL)の会員としても深く関わってきました。
彼女は、ブリッジが単なる娯楽や趣味の域を超え、自身の生きがいになっていることを次のように語っています。
「セリフを覚えることと、ブリッジのカードを数えることは、私の脳の最高のアンチエイジング。ブリッジに出会わなければ、私の後半生の輝きは半分以下だったかもしれません」
女優という孤独でプレッシャーのかかる仕事の一方で、ブリッジのテーブルに向かう時間は、純粋に知性と論理の勝負に没頭できる至福の時間だったと振り返っています。
2. 「パートナーを責めない。それがブリッジの、そして人生の品格」
コントラクトブリッジは、ペア(パートナーシップ)で戦うゲームです。自分がどれだけ完璧にプレイしても、パートナーのミスで負けることもあれば、その逆もあります。有馬さんは、この「パートナーシップ」にこそ、人間の本質が出ると語っています。
「ブリッジをしていると、その人の『人間性』がすべてカードに出てしまいます。上手くいかなかったとき、絶対にパートナーを責めないこと。お互いに許し合い、信頼し合うこと。これは人生の人間関係と全く同じです」
彼女は、負けたときに相手のせいにしたり、不機嫌になったりするプレイヤーを好まず、常に「エレガントで、互いを尊重するプレイ」を信条としていました。
3. 「カードの配られ方に文句を言っても始まらない。与えられた手札で最善を尽くすだけ」
ブリッジでは、自分に良いカード(絵札)ばかりが来るとは限りません。時には全くポイントのない悪い手札ばかりが続くこともあります。有馬さんは、このゲームの特性を自身の波乱万丈な女優人生(映画界での苦労や、私生活での様々な経験)に重ね合わせて、次のような哲学的な言葉を残しています。
「配られたカードが悪いからといって、拗ねたり諦めたりしてはダメ。悪い手札なら、悪いなりに敵の邪魔をしたり、被害を最小限に抑えたりする戦い方がある。人生も同じで、運不運を嘆くより、今の手札でどう最高の結果を出すかを考えるのが楽しいのです」
どんなに悪い状況(ハンド)であっても、ゲームを投げ出さずに「最善のディフェンス」を試みる姿勢こそが大切であるという、大人の達観が込められた言葉です。
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返信削除余りにもブリッジの全てを言い表している、有馬稲子さんの言葉に感服です。
返信削除肝に銘じてプレイしなきゃ。